テントサウナの建て方を日本一分かりやすく解説しました。
次のどちらの方にとっても参考になる記事になっています。
- まさに今組み立てようとしている
- テントサウナのレンタル/購入前に組み立て方を確認しておきたい
ぜひ参考にしてください!
※注意
キャンプ場は圏外になってしまうこともあるので、念のためこのページを画面録画などしておくとより安心です!
※なお細かいパーツや道具の使い方などは、トトノイキャンプでレンタルした場合を想定して解説します。
まずはテントサウナの設営方法の全体像を確認!
テントサウナの設営は、大きく分けて次の3つのパートに分かれます。
A:テントを建てる
B:ストーブを組み立てる
C:テントとストーブを組み合わせる
ぱっと見は難しそうに感じるかもしれませんが、そんなに細かい作業はしません。
特に難しいわけでもないので安心してください。
所要時間は最初のうちは15~20分くらい。
慣れれば10分程度です。
一応少し簡略したバージョンを動画で見ることもできます。
それでは手順を詳しく見ていきましょう。
手順①: 設置場所を決める
まずはどこにテントサウナを組み立てるかを決めます。
川の増水のない平らの場所を選びましょう。
また十分広い場所を選び、他の方のテントなど燃えやすいものからは離して設置します。
ちなみにテントにはペグを打って固定するうえストーブは熱くて持てないので、始めてから場所を変更することはできません。
手順②:テントサウナに使うものを全て取り出す
準備するものは以下の通り。
【パーツ一式】
トトノイキャンプでは、薪はセットに含みませんが、このほかにロウリュウ用のサウナストーン、バケツと柄杓、耐熱グローブもお付けしています。また、一酸化炭素チェッカーや温湿度計もご用意しています。
注意ポイント
レンタルした道具の場合は、取り出す前に収納状態を写真に撮っておくのがおすすめです。
そうすれば片付けがしやすくなるうえ「うまく入らない…」とならずに済みます。
トトノイキャンプでレンタルする場合、細かいパーツや道具は最初このような状態になっています。(ペグとハンマーはテントの袋に入っている場合もあります。)
片付け方法はこちらで解説!
手順③: テントを広げる
まずは畳んであるテントを広げておきます。
このあと↓のように骨をテントの四隅にあるポケットに入れて立ち上がらせるんですが…
緑丸に移っているチャックをあらかじめ全て開けておきましょう。
手順④: テントの骨組みを作る
テントのチャックを開けたら、そこに差し込むための骨組みを作ります。
こんなふうに骨を伸ばして・・・
折れ曲がっているところを繋げるだけでOKです。
手順⑤: テントの骨組みをテントに通す
骨の折れ曲がっているところを全て繋げると、プリンのような形になると思います。
それをテントに通して、このような形にします。
2本の骨を交差させる感じですね(赤い骨は反対側まで続いています。)
まずは1本目の骨を通しますが、その前にテントてっぺんを見てください
するとチャックが上下に重なっていますよね。
1本目の骨組みは下のチャックに通すので、↓の画像のようにチャックとチャックの間に骨が来るようにくぐらせてください。
上の画像のようにしたら、このようにテントの隅に骨を差し込んでいきます。
もう一人の人が反対側にも同じように差し込み、両側からチャックを閉めていきます。
テントのてっぺんまでチャックを閉められたら1本目は終了。
同じように2本目の骨も入れて、チャックを両側から閉めていきましょう。
こんなふうに、1人がテントを立たせた状態でやると楽ですよ。
てっぺんまでチャックを閉めると最後の方は手が届かなくなるので・・・
このように1人が反対側からテントを持ち上げて傾けて、もう1人がてっぺんのチャックを閉めるというふうにするのがおすすめです。
注意ポイント
ただし地面についている側のポールに負担がかかりすぎないように注意してください!
これでテントが自立するようになりました。
手順⑥: ペグうちをしてテントを固定
次にペグを打ってテントを固定します。
これ以降テントの移動はできなくなるので、このタイミングで場所の微調整をしておきましょう。
テントを移動させる際は引きずらず、テントを持ち上げて移動させてください(生地が傷んでしまうので…!)。
テントの四隅にペグを打つ輪っかがあるので、↓の画像のように打ち込みます。
テントを矢印方向に軽く引っ張り、ペグをテントと反対方向に少し傾けて打ち込むのがコツです。
これを四隅やったらペグ打ちは完了です。
注意ポイント
風が強い場合は、四隅以外にもペグを打ってさらに強く固定します。
このような紐がテント上部の四隅についているので、これらもさっきと同じように引っ張って地面にペグ打ちをしましょう。
なお風速5m以上の場合は危険なので、使用を中止してください。
手順⑦: テントの煙突が出る部分の布をめくって固定する
テントとストーブを組み合わせる準備をします。
まずはテントのから煙突を出す部分をめくりましょう。(あらかじめ剥がした状態の場合があります。)
テントの屋根部分に1か所だけ、マジックテープで止められているところがあります。
そこを画像のように剥がして・・・
このようにクルクルと巻いてマジックテープで固定しておきます。
注意ポイント
この剥がした部分をしっかり巻いて固定しておかないと、風でなびいて煙突に触れてしまい、火事になることがあります。
要注意ポイントなので、必ず確認してください!(この部分を取り外した状態でお貸しする場合もあります。)
手順⑧: テントの1面(ストーブを置く面)をペグ打ちでしっかり張る
テントの煙突の面の下の方を見てみると紐がついていると思うので、それを引っ張って引っ張ってペグ打ちをします。
というのも煙突穴の下には熱々のストーブが来るので、テントの生地とストーブがくっつかないようにする必要があるんですね。
画像のように紐がピンと張るまで引っ張って、ペグを打ちましょう。これを忘れるとストーブとテントが接触し、テントが焦げたり、穴が開いたりしてしまいますので、とっても重要です!
これでテントの設置は完了です!
手順⑨: ストーブに足をつける
ここからストーブの組み立てに入ります。
まずはストーブに足を付けましょう。
ストーブを横に倒して、赤いパーツ(ストーブの脚)を取り付けていきます。
画像のように時計回りに回すだけ。
それを4本分やったらいったんストーブは完成です。
テント内に持っていきましょう。
手順⑩: 煙突を繋げて組み立てる
次に煙突を組み立てます。
ギザギザした面を下にして、ギザギザした面とギザギザしていない面を繋げていきましょう。
煙突は全て繋げず、「4本繋げたもの」「2本繋げたもの」をそれぞれ用意します。
手順⑪:ストーブをテント内の適切な位置に置き、煙突をつける
ここからはテントとストーブを組み合わせる作業になります。
まずはテントの適切な位置にストーブを置きます。
- ストーブの煙突側が通気口に向くようにする
- テントの煙突穴(手順7で開けたやつ)の真下に、ストーブの煙突穴が来るようにする(煙突が地面と垂直になるようにする)
【完成形】
【完成形(上から見た様子)】
ストーブを設置できたら、煙突を繋げていきます。
さっき「煙突を4本繋げたもの」「煙突を2本繋げたもの」を用意しましたよね。
「2本」を先にストーブに繋ぎ、その後「4本」を繋ぐとやりやすいです。
繋げた後は、なるべく煙突がまっすぐになるように微調整しましょう。
ストーブ自体を動かしてもOKです。
これで煙突は設置完了です!
手順⑫:ストーブの通気口を開ける
ストーブの両サイドを引っ張って、通気口を開けます。
画像の赤丸が通気口を開けた後。緑丸が通気口を開ける前です。
ストーブ横についているカバーを両手で持って、矢印の方向に引っ張りましょう。
ちょっと分かりづらいと思うので、アップの画像も確認してみてください。
【Before】
※左側に注目。
【After】
ちょっと力を入れないとできないかもしれません。
分かりづらい場合は動画も確認してみてください。
手順⑬:ストーブの上にサウナストーンを置く
完成したストーブにサウナストーンを並べていきます。
両サイドにある溝に石が落ちないように並べていきましょう。
完成形がこちら。
手順⑭:一酸化炭素チェッカーを設置する
注意ポイント
一酸化炭素チェッカーの設置をお願いします。
常に電源は入ったままの製品ですので、そのままご利用いただけます!
テント内の高い位置に設置するとチェッカー熱で壊れてしまうことがあります。
万一チェッカーが使えない場合は、点火後テントから出て15分ほど様子を見てみてください。
煙突から出る煙が白いうちは、まだ一酸化炭素が出ているので注意してください。
煙突から出る煙がやや透明になったら入っても大丈夫です。
火付けする前に必ず、テントサウナ内のポケットに一酸化炭素チェッカーを入れておいてください。常に電源は入ったままの製品ですので、そのままご利用いただけます。
火付け後、一酸化炭素の値が基準値を超えるとアラームが鳴ります。
アラームがなった場合は速やかにテントサウナから出て十分に換気を行ってください。
手順⑮:ストーブの中に薪をくべて着火
後は着火するのみです。
ストーブのドアを開いて、中に薪をくべていきましょう。
注意ポイント
火傷防止の為、薪をストーブに焚べる際は軍手を着用してください。
そしたらいよいよ着火です。
トトノイキャンプでは、オプションでこのようにガラスドアの貸し出しをしています(数に限りあり)。
ガラスを通して見える炎が凄くカッコいいので、ご希望の場合は予約時にお申し出ください!
なお前述の通り火をつけた後はいったん外に出て15分ほど様子をみてください。
煙突から出る煙が透明に近くなったら中に入ってみましょう。
ロウリュウのやり方
予めバケツに水を汲んでおき、柄杓で水をすくってサウナストーンに少しずつかけます。
※この黒い柵みたいなのは無視してください!
注意ポイント
テントから出る際は、バケツをストーブから降ろしておいてください。
またその際は、バケツの取っ手が熱くなっているのでご注意ください。
この際もし用意できているなら、バケツの水にアロマを垂らしておくとさらに良いです。
↓このように無糖のお茶のペットボトルをアロマの代わりにすることもできるので、参考にしてみてください!
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片付け方法はこちらで解説しています。
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